かごしまの工芸文化

吹上庵の知覧・姶良の両店にて、地元鹿児島の工芸作家の作品パネルを展示しております。お食事でのお立ち寄りの際に、ぜひご鑑賞ください。

知覧店ギャラリー

古薩摩を復元した絵付師が描く豪華で繊細な美の世界

薩摩焼 鹿児島市 内村久男

400年の歴史を誇る薩摩焼。その中でも、微細なひび(貫入)が現れた黄味がかった地肌に、豪華で繊細な金襴手を施す「白薩摩」は、1867(慶応3)年のパリ万博に出品され、世界に「SATSUMA」の名を轟かせました。内村さんは白薩摩の絵付一筋30余年。器のほか、公共施設の陶壁など幅広く活躍しています。


屋久杉、竹、土が織り成す表情豊かな「さつま和紙」

さつま和紙 姶良市 小迫田昭人

「やさしく包み込んでくれるようなモノを作りたい」。サラリーマン生活から一転、小迫田さんが飛び込んだのは手漉き和紙の世界でした。基本的な製法を習得後、屋久杉、竹、土を用いた和紙製作で、独自の世界を切り拓く小迫田さん。ぬくもりある作風は幅広く支持され、海外で展示会や交流会も開催しています。


銘茶で名高い「知覧」が誇る農林水産大臣賞受賞の匠の技

煎茶 南九州市 後藤正義

全国屈指の“お茶どころ”鹿児島の中で、特に銘茶として知られているのが「知覧茶」。後藤さんの茶畑も知覧の奥深く、海抜500mの山間部にあります。良質なお茶づくりの条件となる「標高が高く、霧の深い場所」で育った“やぶきた”は、農林水産大臣賞を3度も受賞。匠の技が光るこだわりのお茶です。


使うほどに人柄がにじむ“自然体の器”

陶器 南さつま市 田島修次

金峰山の麓、豊かな自然の中で『麓窯』を構える田島修次さん。萩市の大眉焼での修行を経て、白薩摩の絵付師の父・修さんとは対象的な、自然な風合いを生かした“用としての器”を創作しています。「親から子、孫へと長く使ってもらえたら」と話す田島さん。“半農半陶”を理想に自然農法にも取り組んでいます。


布袋さんが現代によみがえる笑顔こぼれる“招福”の墨彩画

布袋画 南九州市 右田貘崇

40年間に渡るグラフィック、商業建築設計デザインの仕事を経て、本格的な創作活動に入った右田さん。風景画が専門ですが、ふとしたきっかけで描いた”布袋さん”が好評を博し、『布袋さん一期百笑』という墨彩画集も出版。国内外を問わず受賞回数も多く、高い評価を受けています。

姶良店ギャラリー

吹上庵の「そば暦」でもおなじみ和紙と木版画で独特の世界観

木版画 姶良市 野田和信

東京でグラフィックデザイナーとして活躍していた野田さんは、南国に魅せられ鹿児島へと移住。木版画に目覚めたのと同時に、和紙のもつ表現の幅に圧倒され、蒲生和紙職人の野村正二さんに師事します。あえて原料に繊維を混ぜたり、穴を開けるなど独自の工法を確立。オリジナルの和紙、木版画のもつ素朴さと力強さは独特の世界観を生み出しています。


鹿児島の昔を今に伝える郷愁漂う手作りの郷土玩具

薩摩首人形 霧島市 鹿島たかし

「薩摩首人形」は和紙を水で溶かし、糊で練りあわせて粘土状にしたものを、割り竹の先に固め、指先で表情を手捻りした紙塑人形です。鹿児島に伝承される神話や民話を、遊びを通して子供たちに伝えようと、約半世紀前に誕生。一本一本手捻りによる独特な表情は、手作りならではの味わいが魅力です。

 

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